家づくりのプロセス③

  • 家づくりのこと

家づくりのプロセス第3段!

今回はすまいの性能についてお話しさせていただきます😊

すまいの性能は間取り・デザインよりも大切!

住み心地を考えた省エネ対策はもちろん、天災や火災に対する備えや耐久性といった

基本性能を最初に決めてから間取り・デザインを考えていきましょう~♩♩

目安として10項目のことをご検討ください。

上記が10項目の内容です😊

すまいの性能を考えるのは、全てを最高性能にすることが目的ではございません。

敷地の状況・家族のライフスタイル・予算に合わせて考えていくことが必要になっていきます。

どんな家にしたいか、どんなお家に住みたいかを考え、どの項目を重要視するのかご家族でお話してみてください。

 

住み心地が良い家を求めていくとやはり、コストはかかってしまいます。

ですが、住宅の性能によっては税金面での優遇や補助金の対象となる住宅もあります!

代表的な住宅としてZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)をご紹介いたします。

 

●ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)

外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに高効率な設備システムの導入により、

室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、

再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅です。

簡単に説明いたしますと、省エネ住宅よりも優れた住宅です!(簡単過ぎましたかね(^^;))

「ZEH」は国が積極的に推進している取り組みなので、条件を満たしていれば補助金を受けられます。

その条件は大まかに3つあります。

 

〇省エネ

日々の生活する冷暖房・給湯・電化製品等の消費エネルギーを抑えるということです。

ZEHでは、空調・照明・給湯・換気の4つの機器で、一次エネルギーを従来よりも20%以上削減することを求めています。

例)冷蔵庫やエアコンを省エネ対応のものにする、気密性の高いサッシ・ドアにする

熱効率の高い給湯システムを導入するなど…

〇総エネ

エネルギーを作り出すということです。家庭で消費する電力を家庭で作り出します。

日常のエネルギーを賄うだけでなく、災害時のエネルギー補充としても役立ちます。

例)太陽光発電システムなど…

〇断熱

壁や屋根などの外気と接する部分に断熱材を施工することで、室内と室外の熱の移動を減らします。

この定義を満たすことによって、「作り出すエネルギーが消費エネルギーを上回る住宅」を目指しています。

断熱性能はUA値(外皮平均熱貫流率)という指標で表されていて、

ZEHではUA値が0.4~0.6(w/㎡k)以下であることを基準として定めています。

 

メリットとしましては、太陽光発電システムを導入し家庭で発電した電力を自家消費することで、

光熱費が抑えられるということが挙げられます。

更に太陽光発電システムと蓄電池を併用すれば日々の生活に必要な電力だけでなく、

災害時の非常用電力を確保することも可能です!!

また、断熱性能を高めるので、室内の温度を一定に保つことが出来る為、

冬場の部屋ごとの温度差によって起こるヒートショックのリスクも軽減することも出来ます。

デメリットとしましては、上記のシステムを整えるための初期費用がかかること。

維持費やリフォーム時の費用が高くなる可能性があることがあります。

ですが、税金面での優遇や補助金の対象となったり、

省エネに特化したZEH住宅は一般的に住宅の資産価値も高くなったりと、

総合的に見ればメリットの方が大きいでしょう。

ZEHは光熱費の住宅費の削減や住宅の資産価値向上だけでなく、

地球にやさしく家族の健康面にも優しいという長期的な面でのメリットもたくさんあります!

上記の内容を参考にして頂いて、ZEHの導入をご検討してみてください。

 

 

以上すまいの性能についてでした。

その中でもZEHについて詳しくお話しさせていただきました。

国会でもZEH住宅について議論がされていますね。

ZEH住宅が2020年に義務化されることが撤回・延期されたとはいえ、

人はもちろん環境に配慮された住宅が、今後多くなってくることは間違いないといえるでしょう。

最初の方にお話しさせていただきました通り、全てを最高性能にすることが目的ではございません。

敷地の状況・家族のライフスタイル・予算に合わせて考えていくことが必要になっていきます。

あくまでも今回は参考になればと思い、お話しさせていただきました。

こちらを参考にしていただき、ご家族様とよく検討なさった上で決定してくださいね!

ご質問、ご相談等ございましたら、お気軽にご連絡ください(*^^*)